小学一年生の息子が空手を習っています。もともと私自身、興味があったものですが、母になったこの歳で、スポーツを始めるのはなかなか思い切りが必要です。
自分の願望を息子に託した、といえば聞こえはいいですが、押し付けて習わせ始めた、といった方が近いかもしれません。
そんな息子も、期待に応えてくれて、もう習い始めて二年間がたちました。
この程、オリンピック競技に追加されたり、可愛らしい女性の選手が有名になってきたりと、何かとブームな空手ですが、
より身近に感じてもらおうということで、通っている空手教室でも様々な工夫を凝らした取り組みが始まりました。
その一環で、親子空手教室というものが開催されるようになりました。
頻度は多くありませんが、親と子で、空手の技を習得しましょうというものです。
見ているだけでは、子供がどんなところでつまづいているのかわかりづらいですし、
一緒に親が実践することで、子供のやる気にも関わるということでしたので、私も一念発起、息子との空手を頑張ることにしました。
実際にやってみると、難しい動きが多く、型などは、立ち居振る舞いが複雑で、ちょっとやったくらいでは真似事にすらなりませんでした。
そうして、自分の姿を見るうちに、もっとやってみよう、もっと綺麗にやってみたいと、欲が出てきました。
家でも息子と練習の時間を割くようになりました。
私がやってみたかった空手を、息子を通して、自分が始めることができたことは、良い機会となり、ますます練習に力が入りましたし、
親子で練習できるコミュニケーションとなったことも、やり始めて良かったと思いました。
今では、私の趣味です、と言えるくらい生活に溶け込み始めています。
オリンピックの頃には、もう少し上達した自分で競技を見たいです。